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画像 1
胸水:
良性中皮細胞
20倍
画像 3
胸水:
良性中皮細胞
60倍
画像 3
胸水:
良性中皮細胞
60倍
画像 1~3 – 胸水: 良性中皮細胞
シート状の良性中皮細胞は細胞数が12個に満たないことが多いですが、なかには50個以上から作られていることもあります。このような顕微鏡写真では、一様の細胞が均一に拡散し、標準の核、繊細な核膜、小さく丸みを帯びた核小体があり、この細胞が良性であることを示しています。
画像 4~5: 胸水: 反応性中皮細胞
炎症性過程を示す条件下では、中皮細胞の数が増大し、さまざまな大きさが見られるほか、多核化を来します。診断に至る鍵が2つあります。1つは、良性の基準をひとつひとつあてはめることで、もう1つは、小型からきわめて大型のものまで揃っていることを確かめることです。核肥大、小型で多数の核小体、隣接する細胞との間に「窓」と呼ばれる隙間が見られます。背景には炎症性細胞が認められます。
画像 6
腹水:
反応性中皮細胞
60倍
胸水と同じく、腹水標本の中皮細胞には、さまざまな大きさが見られます。中皮細胞には炎症性細胞および組織球が混在しています。
このシート状の中皮細胞は中程度の凝集性があります。集団内の細胞では核が均一です。核膜は薄く繊細で、核小体は小球状を呈し、一様です。
反応過程に軽度の細胞異常を呈する腹水。
体内のいずれの部位の滲出液にも、標本採取または標本作製に用いられる試料に混入が見られます。
画像 11
心嚢液::
良性中皮細胞
40倍
画像 12
心嚢液:: 良性中皮細胞 60倍
画像 12
心嚢液::
良性中皮細胞
60倍